自閉症スケジュール手作り例!アイテム活用で見通しをもつ方法
こんにちは。双子自閉症児ひかまめ母Ribbonです。
日々の生活の中で、特性をもつお子さんの「癇癪がひどくて困っている」「ずっと同じことを繰り返ししゃべり、もううんざり」というあなたに、この記事でお家で簡単にできる、お金をほぼかけずにできる見通し生活術を書かせて頂き、少しでも負担が軽減できたらと思います。
スケジュールとアイテムを活用する
時間の見通し
1週間の間の何曜日にどこへ行くのかを知るためのものです。
100均で買ったウォールポケットに、子どもたちが大好きな「はらぺこあおむし」のお話にでてくる月~金までの果物を写真に撮り、印刷して入れました。
このアイテムは、大人でいう「手帳」の役割をしていて、いつ何があってどこへ行くのかがわかり、「今日が終わったら明日はこんなことがあって…」と見通しをもつとっても重要な、安心できるツールになっています。
これがあることによって、突然「今から〇〇に行くよ」と言われるよりも、自分で目で見て理解できる方が断然動きやすくなりますし、混乱も軽減されますね。
アプリの活用
「ねずみタイマー」というアプリです。とてもかわいいねずみが10秒ごとにりんごを1つ食べ、最後にチーズを食べたら音でおしまいの合図をお知らせしてくれます。
「あと何分後にでかけるよ~」「チーズ食べ終わったらおやつにしようね」など、
時計がまだ読めなくても、時間の流れや、あとどれくらい時間がたったら願いが叶うのかが目に見えてわかり、また切り替えが苦手なお子さん、遊びの終わりや次の活動への移行が難しいお子さんへの手掛かりになど、色々な場面で使えます。
行動の見通し
ホワイトボードで行先を提示
今からどこへ行き、そのあとどこへ行きという移動の順番を知らせるのにとても有効なのがこの方法です。
行先の写真があるととてもイメージしやすく、また、私は行先のお店のポイントカードや、病院の診察券を見せたりマグネットで貼ったりもしています。
この行先案内があるととても動きやすく、事前に伝えることにより混乱を防ぐことができ、また、自閉症特有のスケジュール以外の選択肢はないという強みを生かして活用しています。
まとめ
私たちは車を運転し、初めての場所へはカーナビを使い、ナビに沿って行けば目的地にたどりつけます。ナビも地図もなくてでは迷ってしまいます。
スケジュールや時間認識のアイテムはそれと同じで、ゴールまでの道順、そこへの所要時間を明確にすることによって、迷うことなく到着でき、安心につながります。
先が見えると次に起こることが予測でき、一呼吸おいてから場面移動もできるので、頭の中が整理され、混乱というごちゃごちゃの毛糸がピーンと1直線になり、子どもも親も過ごしやすくなります。
お互い穏やかに過ごすためにスケジュールとタイマーを使って見える化をし、生活しやすい環境を作っていきましょう。