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ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

子どもの不安とは?講演で学んだ不安をやわらげるための4つの方法

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「わたしはもう絶対に学校に行かない」と娘が宣言し、約1ヵ月がたちました。

この1ヵ月、毎日があっという間で、いろいろなできごと、いろいろな感情がわき、怒濤の日々でした。

 

なかでも「不安」についてとても苦しみ、悩みました。

そこで、「こどもの不安」についてCBTキッズの「子どもの不安をときほぐすかかわり~周りの大人ができること」の講演をZoomで視聴し、親のわたしが学ばせてもらいました。

 

不安とは?

不安とはどういった状態なのでしょうか。

自分が危険だと予想することで起こる漠然とした恐怖、心配な心的状態。

 

不安なんてなくなればいい、0にしたらいいというわけではないそうです。
まったく不安がない状態ですと、もしも車が突然曲がってきたらなど、事故にあうかもしれないという危険を予測することができなくなります。

 

代表的な不安

・分離不安
お母さんや、親と離れると心配になる

・社交不安
対人、人からどう思われているのか心配、自分はバカなのでは。
学校でスピーチ、朗読が苦手

・全般不安
心配症
~したらどうする、どんなことがおきる?地震がおきたらどうしよう
親に確認をする
まちがってはいけない、遅れてはいけない

 

この3つの状態は、時期によって出かたがちがったり、全部の症状がでてきたりすることもあります。

 

大人のかかわりかた

親や、先生など周りはどのようにささえていったらよいのでしょう。

 

不安を和らげるためには?


①話を聞いてあげる
・不安について対話しよう
・不安は漠然としているからなんらかのカタチを作ってあげる
・不安な気持ちに名前をつけてあげる
・具体的にはなしをする

~ポイント~
・否定から始めない
そんなこと考えないようにしようではなく、そういった気持ちになったことを認めよう

・お互いの気持ちについてはなす
不安になっている、心配になっている、怖いことなどの気持ちについてはなす
感情についてはなす

・説得、応急処置のような修繕をしようとしない
魔法のような方法はない
着実にすすめていく
気持ちをはなしたり、自然災害など、しかたがないこともあると話す

・相手にわかるコトバをつかう
自分のことをおしつけてはいけない

 

・根拠がないのに「大丈夫」はつかわない
正確に情報を伝える

不安についての対話
共感・理解をしていく
その人が感じている事実を受け止める


②現実的に考えてみる
「子どもはなにができるのかをはっきりさせてあげる」
たとえば、コロナ対策で子どもができることは、マスクをする、3密さける、手荒いをする。

 

地震が怖くてしかたがない子どもに、「地震が起きないようにすることはできないけれど、きたときの方法を考えて練習をすることができる」と具体的に話す。

 

不安なことだけに目がいっている状態である場合、「ほかに気がついていないことはなに?」「これまでうまく行ったことはある?」など、視野をひろげていけるようにする。
たしかに危険なこともありますが、
多面的に柔軟に、現実的に視野を広げた考え方ができると少し不安やわらぐかもしれませんね。

 

③楽しめる活動を探す
今できていることに注目しよう
・友だちとはなす
・早寝早起き、運動をする
・お風呂にはいってリラックスをする
・おいしいものたべる
・音楽を楽しむ


④新しいチャレンジをしてみる
たとえば、

初めて浮き輪なしで泳ぐ
初めて教習所からでて一般道を車運転する
初めて海外いく

こんなとき、とても緊張をすしますよね。

 

もう泳げる!運転になれてきた!海外に何度も行ったから税関もなんなくクリア!
このように慣れていくと、少しずつ不安がなくなりますね。

 

まとめ

子どもが不安でいっぱいで、日常生活がおくりにくいときに4つの方法を紹介しました。

①不安や子どもの感情について話を聞く

ポイントは否定をしない、その子が感じている「事実」を受け止める。

 

②現実的に考えてみる

子どもはなにができるのかを具体的に、はっきりさせてあげる。

 

③楽しめる活動をさがす

好きなことをしてリラックスをしたり、友だちを家によんでいっしょに遊んだりする。

 

④新しいチャレンジをする

最初はだれもが不安だし、怖さがあるけれど、経験をつんでいくうちに「できた!」が増えて自信につながる。

 

いかがでしたか?

どうしても親や周りは、「不安」な気持ちをなくそうと考えてしまいがちですね。

なくすというより、不安への向き合いかたをいっしょに考え、本人のペースに合わせたり、コトバを選んだりしながら少しずつ過ごしやすくなるように工夫をしていけたらと思います。