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ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

発達障害|叩く蹴るなど困った行動への解決策3つ

ひか・まめ双子自閉症児と、娘tukiの母Ribbonです。

双子長男ひかは、言葉が思い通りに出ず、7歳になった現在も怒りやもどかしさを手や足を出し、周りの人に意思表示をすることが多くあります。 特性があるお子さんが、言葉が出ず怒った時に、手や足などを出して「ダメ!」と言い、もっと良い言葉かけはないか、どうしたら暴力を振るわずに過ごせるのかと悩んでいらっしゃるあなたへ、具体的に私がひかに対応している方法を紹介させて頂きます。

困った行動の原因を知る

長男ひかは、重度知的障がいがあり、自閉症です。自分の思いを言葉で伝えることができず、もどかしさゆえに、手が出たり、頭突きをしたりして訴えています。 この行動だけ見ると、「いけません」「人を傷つけたらダメ」と言いますよね。 その行動だけに着目して、注意したとしても、きっと収まることは難しいと思います。なぜ手が出たのか、なぜ頭突きをしたのか、または、せざるを得なかったのかを、大人が知ることが何よりの改善策の第一歩だと思います。

そうすることによって、手を出す以外の方法を考えられ、その子の気持ちを共感し、代弁することができます。

もどかしさを想像してみる

ひかは、自分の気持ちを言葉で表現することが難しいです。それを自分に置き換えてみました。私はこうしたいと言いたいのに、出て来ない、これじゃなくてこっちなのに言葉で伝えられないと思うと、言葉ですぐに伝えられる便利さを私は知っていて経験しているので、ひかのもどかしさは想像以上にしんどいもので、伝わらないから暴力という手段に出るしかないんなんだろうなと思います。

現状を言葉で伝える

ひかの場合は、双子次男のまめが混乱し、多弁になったときに手や頭突きの行動に出ます。 まめがしゃべり始め、混乱し始めたなと思ったら、私はまず、混乱しているまめの対応をする前に、ひかに「まめくん、ミキサー車が見たかったのに今日は通らなくて悲しかったんだって、お話一緒に聞いてくれる?」とお願いしたり、「今日は心がモヤモヤしているみたい、聞いてくれてありがとうね」と、ひかに話します。 すると、今まで目が吊り上がって叩きに行っていたひかが、「そうか、まぁ仕方ないよね」のような表情で、その場をやり過ごしてくれる日がでてきました。

自分の気持ちを分かってもらえた満足感

うまく言葉が出なくても、こちらが言っていることへの理解がなんとなくできていて、聞いていないようで、見ていないようでわかっていることが多いなと、ひかを育てていて感じます。

「イヤだったんだね」「しんどいよね」「こっちがよかったんだね」と気持ちを代弁することで、「困った行動」は減っていき、こちらの「ダメ」の言葉も減るのかな思います。 ひかがそうであったように、「叩く」というこちらの認識を、「叩かざるを得ない」に変換してからは、見方が変わり、どうしたらひかが叩かなくて済むのだろうと考えられるようになりました。

ストレス発散アイテム

とはいえ叩く蹴る頭突きという暴力を肯定してはいけませんよね。ひかは、手のひらに物がバシっと当たる感覚が好きで、もどかしさを発散できるように、叩いても良いところを作りました。

バットです。ステンレス製で、叩き心地が良かったようで、自分でストレス発散することができています。 違うものに興味が移行したら調理にも使えますしね。

もう1つ、去年のクリスマスプレゼントに購入しました。 とても小さなミニコンガです。こちらも叩く楽器なので合うのかなと思って渡してみました。

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底が空洞!気になる

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ここを叩くのね

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ツルツルぺちぺちの感覚が好き

まとめ

➀目の前に起きている子どもの行動だけに注目するのではなく、なぜ叩いたり、蹴ったりしなければいけなかったのかを大人が知ること ➁今起きていることを言葉で代弁し共感すること ③ストレス発散アイテムの活用

困った行動が少しでも減っていったらなと思います。 その根本を理解して、暴力というカード以外の方法や発散の仕方を提示することで、お子さんが過ごしやすくなると良いですよね。