育児ノイローゼにならないために|周りに頼る勇気をもつ大切さ
双子自閉症児ひか・まめと、娘tukiの母で保育士のRibbonです。
あなたは、育児にしんどさ、つらさを感じていますか?
私は、「自分が育児をしなくては」、「私が子どもを見ることが、自分の子どもにとっても良いことだ」と、ずっとそう思ってきました。
先日、あることがきっかけで、張りつめていた糸がプツンと切れた音がしました。
育児は楽しい?つらい?
子どもが産まれ、かわいいかわいい我が子と触れ合い、日に日に愛情が増していき、母親になれた喜びを感じることが、何よりの幸せです。
しかし、子どもを産んでみて、初めて感じたことは「孤独」。
上の子の赤ちゃん時代、話し相手がおらず、誰もいない公園で、空を見上げながらベビーカーを押したり、一緒にブランコに乗ったりして、この世界で生きているのは私たち2人だけなのかなと感じる日もありました。
下の双子が産まれ、怒涛の日々が始まり、2歳の娘tukiと0歳のひか・まめを育てていた頃が、人生の中で、1日が2~3時間のように感じた、とてつもなく目まぐるしい日々でした。
3人を一度に寝かしつける「寝かしつけの旅 in car」をしていた頃の記事です。↓
あれから7年経ち、大きくなったら、新たな色々な悩み、不安、心配ごとがでてきました。
私は頑張ってはいるわけではない
自閉症の双子に、毎日登下校付き添いをし、混乱を受け止め、HSC娘の波のある気持ちに寄り添い、仕事をし、家事をして、休日もワンオペ、自分は頑張っていると思ってはいなかったんです。
特別なことをしているわけじゃないし、私のところにきてくれた大切な命を日々大事に育てていこうとただそうしているだけだと思い込んでいました。
先日、下校付き添い中、次男の些細な混乱から、2人が大パニックになり、回りの子にも手を出し、私は泣きそうになるのを必死で堪えながら帰った出来事があり、このようなことは頻回にあるのですが、いつものように受け止められず、かなり落ち込んんだ、その時の記事がこちらです↓
父の言葉
この大パニックの翌日、遠方に住む私の父に会う機会があり、車の中で2人で話しをした時に、自分でも驚く程、今の状況、自分の気持ちなどが溢れ、話していました。
うんうんと聞いていた父が「俺が言うのもアレだけど、仕事辞めたらどうだ?今はひかと、まめ、tukiに目を向ける時期じゃないか?」と。口下手な父が、精一杯私のことを思って言ってくれた一言に感じました。
仕事は、自分の意思でやりたくてしていて、1日4時間半、週3日のパートで、社会と繋がりを持てるし、母親以外の自分にもなりたくて働いています。
何だか、何だかわからないけど、救われたというか、どこか力をフッと抜かせてくれたというか、父の、娘を思う気持ちに、自分の意思でしていることとはいえ、正直うれしかったです。
尊敬するママ友
4年前に母子通園の療育園で出会ったTくんママは、「自分と離れていても、子どもがそこで楽しんでいるんやったらそれでいい。」という尊敬できる考えのママです。
夏休み中、小1の息子さんを関西の祖父母宅に預け、3週間程離れて過ごしていたことがあると聞きました。
私自身が子どもと離れられない性格で、子どもたちも家が大好きで、もちろん子どもたちがやりたいことは応援しますが、そんな大きな器と言いますか、そんなに離れていたら、もう気が気でなく自分が生きていけなくなるのではとさえ思ってしまいます。
頼れるサービス
育児は母親1人がするものではなく、園や、学校、地域など、周りに頼りながらみんなでしていけたら良いことを、頭ではわかっていましたが、中々私はうまく人に頼ることができていませんでした。
ファミリーサポート
地域で、保育園の送迎や、上の子の参観日などに下の子をお願いするなど、見てもらえるサービスがあります。 こういうサービスがあることを知っているだけでも、心の持ちようが違うのかなと思います。
ファミリー・サポート・センター事業は、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡、調整を行うものです。
日中一時支援
特性をお持ちのお子さんに、日中一時支援というサービスもあります。
お母さんや、ご家族の休息や、負担軽減のための事業です。
日中一時支援事業とは? ~その目的は、「ご家族の方の一時的な休息を図る」こと
放課後等デイサービス
特性をお持ちのお子さんに、放課後等デイサービスがあります。
施設によって特色が様々で、主にお子さんの自立のために支援をされているところが多くあります。
放課後等デイサービスは、障害のある就学児向けの学童保育のようなサービスです。放課後等デイサービスは施設の設備、目的、提供されるサービスは多岐にわたり、療育をやっているところや運動に特化したところなど様々です。
まとめ
育児に孤独を感じていた私と同じ思いをされている方、障がい児を育てていらっしゃり、頼るところがなくお困りのあなたに、少しでも、先が見えるきっかけとなってもらえたらと思います。
私が目指す育児とは、両手を広げて「おかえり」が言える育児なので、日々、子どもたちと関わり、自分のできる限りのことはやってあげたい、力になりたいと思いますが、頼れる時は、周りに助けてもらう選択肢を、自分自身が持ち合わせておくことが大切だなと思いました。