不登校とは?子どもが学校に行きたくない宣言?!親の対応は?
我が子に「もう私は学校に行きたくない」と宣言をされたら、親としてはなんとかしなくてはと手立てを考えますよね。
HSCの娘tuki(小5)が、大きく高い壁にあたり、心が日々揺れ動いて葛藤をしています。
母親の私も、「選択肢の提示」や、「背中をどこまでおしたらよいのか」と専門機関や学校の先生に相談をしながら過ごしています。
ここでは
・不登校ってなに?
・子どもが学校に行きたくなくなったときの親の対応
についてです。
不登校とは?
不登校の現状に関する認識. 不登校とは、. 文部科学省の調査では、「不登校児童生徒」とは「何らかの 心理的・情緒的・身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくてもできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を.除いたもの」と定義しています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/03070701/002.pdf
不登校になったきっかけは?
・学校生活に起因 36.2%
友だちや、教師との関係、部活や学業の不振、進級や入学の不適応
・家庭生活に起因 19.1%
家庭環境の変化、親子関係、家庭内の不和
・本人の問題に起因 35.0%
病気による欠席、本人の問題
・その他 4.2%
・不明 5.5%
はっきりこういう理由でと本人や家族がわかる場合と、本人もどこにひっかかっているのかがわからない場合がありますね。
娘の「学校に行きたくない」への対応
「学校に行きたくない宣言」は突然やってきたわけではなく、ひといちばい敏感(HSC)のtukiは、幼少期からさまざまな過敏さがあります。
1~2ヵ月に一度、「こころの休憩日」をとって家でゆっくり過ごし、次の日は学校に行っています。
人に対しても顔色を異常にうかがったり、肩の力の抜き方がわからず、がんばりすぎてしまうところがあり、今回は自分のなかで大きな壁にあたったようです。
学校に行きたくない理由
いままで大人が言うことにたいして、「そうだな」と動けていたところが、高学年になり思春期にはいってきて、「それは本当にそうなのか?」「先生と周りの友だちとの考えにズレがあるのでは」と疑問に思うことがでてきました。
そういった小さな「あれ?」がどんどん積み重なったことが理由の1つ。
それに、2学期にはいって学校で自分が間違いを起こし、そのときの周りの視線や空気感が恐怖でしかなく、本人にとっては深く傷ついたことも理由だと、泣きながら話しました。
それを口にすることで、光景がフラッシュバックする怖さを恐れて、「言いたくない」というコトバで今までやり過ごしてきました。
親の対応は?
しかし、父親が、「言いたくないのはわかる。でもよい方向に解決していくためには、言うときも必要だぞ」とはなし、なんとか言い出せました。
母親としては、「言いたくない」という本人から聞き出すのは「そっとしてあげたい」と思ってしまいます。
でも、本心を言えたことでモヤモヤしていたものがスッとしたようですし、こちらも「わかった」と言えて結果よかったなと思います。
父親が背中を押し役、母親は本心をはきだせる役として、tukiにとって「よい道」を歩いていけるようにサポートしています。
どこまで「そうかそうか」と聞くのか、どこから「がんばろう」と励ますのか、日々その線引きに悩んでいます。
今は、「イヤなこと」を克服するための方法を考えるよりも、「友だちに会いにいく」「放送委員の仕事をしにいく」という楽しい、やりたいことに目を向けられるよう声をかけていこうと思っています。
教頭先生や担任の先生と密にお話をさせてもらったり、お電話をもらったりして、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
まとめ
我が子が「学校に行きたくない」と言ったときに、親としてできることは、
・子どもの話をまずは受けとめる
・背中を押す役と、受け止め役をつくる
・「イヤなこと」ではなく「楽しいこと」に注目できるようにする
HSCの娘は、息を吸い続けてしまい、うまく吐き出すことがムズカシイときがあります。
今はそういう時期なのかなと、親の私自身が目先だけでなく、視野をひろげて状況をみていきたいなと思います。