夫を変えたければ自分が変わろうと思った話
ひか・まめ双子自閉症児と、娘tukiの母で保育士のRibbonです。
まだまだ小さな手のかかる2歳のtukiと、双子ひかまめ0歳を育てていた7年前の話です。
夫は夜勤で、昼は寝ており、夜は仕事という生活で、土日出勤の日もあり、ワンオペ育児をしていました。
お母さん、お父さんどちらかだけが子どもの世話をして負担が大きく、不満がたまってはいませんか?
私は相当疲れており、夫にしてほしいことなどうまく伝える余裕すらありませんでした。
「自分だけ」に苦しんだ日々
多忙だった夫の仕事が少し落ち着き土日両方休みと聞き、ホッとして、2人で分担して育児ができると期待していました。
1日バタバタと過ごし、夜ごはんを終えた後も、お皿を洗ったり、洗濯物を畳んだり、そして便通の良い3人は順番、もしくは同時にオムツにすることもあり、めまいがしそうな程忙しい時間です。
それなのに、満腹になってお酒も入っている夫はソファで横になり寝ようとします。「目を閉じているだけだよ」と言った5秒後にはいびきが聞こえ、何度も起こしました。
わかっています。夜勤で生活リズムが私たちとは違い、そして疲れがたまっていることも、慣れない育児をして子どもと遊んで疲れたことも。
1人じゃないと思いたかった
でも、やっと大人の手があることに安堵の気持ちになり、手分けして家事と育児ができると、私だって疲れているのに、色々な気持ちが溢れ、もう起こす気力もなくなり、1人で泣きそうになりながらこなしていました。
誰もいなければ1人でやるしかないので、こんな悔しさ、悲しさ、怒り、諦め、などといった感情はありませんが1番の理解者である人が、とても遠くに感じました。
このことはかなり長い間続き、何度も話し合いましたが「ごめん」と謝り、「次からは」と毎回その言葉でした。
時間は戻せません。
「それくらいのこと」とは彼は言っていませんが、そういうことでしょうか。
ただ寝てしまった。私には子どもたちが起きている時間に自分が寝ることがないので、そして、夫がもし懸命に育児、家事をしていたら、そばで寝ることは体調が悪くてもないです。
仕事をしてくれている感謝の気持ちはもちろんあります。
私はただ、お皿を洗ってほしいわけでも、洗濯物を片付けてほしいわけでもなく、子どもを見ていてほしかったのです。
私が1人オムツを替えている間、他の2人と遊ぶとか、「みて!」の娘の声に反応してくれるなど、多くは望んでいなかったはずなのに、そして「こんなことができるようになったんだね」と共感したかったのです。
求める自分が間違っているのかなとさえ思っていました。
自分だけの時間を持つことで
イライラが起こる原因の1つとして、夫と私、2人の子どもなのに「自分だけがやっている」、「自分だけが我慢している」という点があると思いますがいかがですか?
この状態を何とか抜け出したいと思い、私は「母時間」というものを作ってもらうことを夫に提案しました。
土日どちらかに私1人だけで本屋さんに行ったり、近くのショッピングモールに行ったり、スタバでお茶したりと「母親」から少し距離を置ける時間を作りリフレッシュできるようにしてもらいました。
まだおっぱいを飲んでいた頃は、授乳直後にでかけ、2~3時間出かけるだけでも気持ちが全く違いました。
そして夜ごはん後のソファ就寝問題ですが、本当なら起きててほしいですが、2階で寝てもらい、目の前でのいびきを聞くストレスをなくしました。
でもリフレッシュしてもこの時間にはまたイライラがつのってくることがわかり、中々うまく気持ちがコントロールできず、しんどい時間ではありました。
自分改革決行中
こういった経験を通して、夫だけを変えようとするのではなく、私自身も変わる努力が必要だと思い、なるべく気持ち良く過ごせる工夫が大切だなと思いました。
この記事は子どもだけでなく、大人(ご主人)にも通じるところがあると思います。
ぜひご一読下さい。
夫は「言わなくてもわかるでしょ」は通じません。空気を読むことが難しいようで、私がどれだけバタバタ育児をしていても、下を向いて携帯を触っていることもあります。
11年一緒に生活をしてみて、この「言わなくても」を変更し、「言ったらわかる」と方向転換をして、わかりやすく、今してほしいことを伝えるように意識しています。
小学生になったひかまめの毎日の学校準備で、給食のナフキンお箸スプーンセットを準備するときに、姉にお願いするときも、夫にするときもこちらを見て手伝ってもらっています。入れ忘れ防止にもなりますしね!
こちらも伝え方について書かせて頂きました。
相手にいかに動いてもらうかは自分の力量(笑)にもかかっていると思い言葉選び、そして伝え方に注意して接してみたところ、こんな変化がありました。
夫の変化
あんなに夜ごはん後は寝てしまっていた彼は、少しずつ起きていてくれるようになり、私が肯定的な言い方で、何をしてほしいのか伝え続けたところ、周りを見てくれるようになりました。
今では、得意な料理を夜ごはんに作ってくれるようになり、その間私が子どもたちをお風呂に入れたり、洗濯物を畳むことができ、とても過ごしやすくなりました。
今日の明日で人はそんなに変わりませんが、日々の積み重ねで変わっていくんだと実感することができました。こちらは夫が作ってくれた料理です。とってもおいしい!
まとめ
「自分だけが」という気持ちがあると、相手にも優しくできず、イライラが子どもにも伝わってしまうので、やはりしっかり話し合って思っていることを伝えることが大切だと思いました。
そして自分自身も変わらないと、相手も変化なしだということもわかり、自分改革もこれから継続していきたいと思います。
夫婦で育児バランスがとれ、気持ち良く生活できる方法を見つけていくことが大事だと思いました。