トイトレ完了後の失敗続き|病院受診してわかったこと
双子自閉症児ひかまめの母Ribbonです。
小2、7歳の長男ひかは、4歳頃におしっこがトイレでできるようになり、そこから日中は失敗することなく今まで過ごしてきました。
しかし7歳半の今年の8月から急に日中のおしっこ失敗が頻回になったのです。
その原因について書かせて頂き、もし同じような状況にある親御さんのお力になれたらうれしいです。
感覚の問題だと思っていた
長男ひかは、感覚のブーム(うちではそう呼んでいます)があり、長くても3~4か月周期で様々な行動がでてきます。
・自分の頭を叩く
・おちんちんを触る
・両指を糸まきまきのようにクルクルまわす
・おでこ→鼻→口→あごの順に指で触る
・指を口に入れてなめる
などの行動が見られます。
またこんなおもしろい?!感覚を見つけたぞと、いつものブームだと思いました。デイサービスの職員さんとも、学校の先生とも感覚の問題かもと私が話し、長い目で見てもらうよう話しをしていました。
8月のお盆前からこのおしっこ失敗が始まり、お盆の夫がお休み中は一度もなく、やっぱり短期のブームだったんだと思い、安堵した矢先、お盆後に1日5回も出てしまう日があり、その日だけでなく、8月24日から始まった学校でも、失敗が続きました。
感覚の問題ではない?
ひかの安心場所はソファーです。
ここにレジャーシート、防水シート、その上にバスタオルを敷き、布のソファーが濡れないように工夫しましたが、量が多い時や、シートではない隙間にしたときは総替えです。これが何日も続きました。
こちらのシートを折りたたんで2枚とも使い、とにかくソファーまで浸透しないようにしていました。
トイレトレーニング中の工夫した点などを詳しく書きました。
2時間に1回はトイレに誘い、それでも出る日は1時間に1度、30分に3回も出たことがあり、母の私はもう疲れてきてしまい、肌が敏感なひかのお尻が荒れないように、パンツの上からオムツ履いてもらうことにしました。
こちらは体重28キロまで使用することができ、おなかがかなりでているひかもスムーズに履くことができます。身長120㎝体重24キロです。
少し違和感がありそうなかんじでしたが、受け入れてくれたので、そこで私もホッとでき、家事に集中することができました。
これは膀胱の機能の問題かなと思い、受診することにしました。
病院嫌いな息子
7歳になり、慣れている病院には入れるようになりましたが、今回受診した小児泌尿器科は、1~2歳の頃以来なので覚悟して行きました。
事前に病院には自閉症のことも、「小さい声で話かけてほしい」「会話はまだ難しい」「ベッドに寝ることはできません」と伝え、尿検査も家で取り持参していきました。
大好きな絵本、ビーズコースター、車で待機も考えてDVDも準備して挑みました!
入口から拒否が始まり、「お話聞いたら車に乗りましょう」と家から伝えた言葉をもう一度確認し、どうにか診察室に入ることができました。
診察結果は「過活動膀胱」でした。
ブームなんて素人判断をし、本当に反省しています。ごめんねひか。
過活動膀胱とは?
過活動膀胱は、排尿トラブルの1つで、尿が十分たまっていなくても、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気です。その結果、「トイレが近い」(頻尿)、「急に我慢できないような尿意が起こる」(尿意切迫感)といった症状が表れます。
膀胱が勝手に縮んだり、過敏な働きをするために、尿が充分たまっていないうちに急にがまんできずに尿意が起こるそうです。
お薬を処方してもらい、すぐに治るというわけではなく飲み続けることが重要だとお話を聞き、朝夜、錠剤を服用しています。
このお薬は、噛んでも良くて、味もおいしいそうなので、ひかは喜んで続けています!
夜尿症は小3から治療開始
夜も多いときは週に4回程、調子が良いときは続けて2~3週間出なかったこともあり、このことについても相談したところ、夜尿は高学年の子でもある子はあるそうで、まだまだ膀胱が未発達なためや、精神的な緊張からくる子など原因は様々だそうですが、まずはこの「過活動膀胱」の治療をし、このお薬を飲み続けることで、夜尿も落ち着くかもとお聞きしてきました。
子どもの心の不安
ひかは支援級で担任の先生とマンツーマンで過ごしています。
お1人お子さんがいらっしゃる先生で、おめでたいことにお2人目を妊娠されたそうです。
そのことがひかに何かしらわかって感じているのかどうかわかりませんが、11月でお別れをしないといけなくなりました。
まだ本人には伝えていませんが、しゃべれないひかはアンテナがかなり敏感に発動しているので、色々もしかしたらわかっていて不安になっているのかなとも思います。全然違うかもしてませんが!!
プライバシーを守る
そして必ず重要視しないといけないのが、ひかのプライバシーを守ることです。
家でオムツを替えるときはトイレで、暑い日はTシャツとパンツ1枚で家では過ごしていましたが、オムツを履いたときは半ズボンを履くようにし、双子の弟まめにも見られないようにしました。
そして、失敗しても絶対に怒らない、「トイレに行きたくなったらいきましょうね」と声をかけ、学校ではパンツで過ごし、着替えを多めに持たせました。
まとめ
今回のことで、病院嫌いで受診という方法を遠ざけた自分の考えを反省し、過活動膀胱について調べていく中で、本人の意思とは関係ないものだということがわかり、夫やひかに関わってくださる方々へ、怒って治るものではないことや、薬を継続して飲んで治療していくことを共有しています。
あなたのお子さんや周りのお子さんがトイトレ完了後、頻回におしっこを失敗する様子がありましたら受診して治療をしていく方法もあるので、ご参考になればと思います。