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ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

自閉症偏食いつから?白米が砂利のよう?|食へのこだわりの付き合い方

双子自閉症児ひか・まめと、娘tukiの母で保育士のRibbonです。

 

お子さんは、偏食がありますか?

 

先日、車で出勤中、ラジオを聴いていたら、自閉症のお子さんの偏食のお話で、毎食同じものを食べないと癇癪を起こし、ご両親が品切れになった特定の食品を買いまわっていらっしゃるという内容をたまたま聴きました。

 

うちの次男まめも、かなりの偏食があり、本当に困っていました。

 

ここでは、食へのこだわりには、どう付き合っていったら良いのか、見守る?何とか食べさせる?その付き合い方について書かせていただきました。

 

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感覚の過敏

私たちは、白いご飯や、お味噌汁など、普段口にしているものをおいしいと感じますよね。

双子次男は2歳頃白いごはんのみ食べられ、おかずは一切受け付けず、おやつも特定のもののみ食べていました。

 

スプーンやお皿など色々変えて食べさせてみましたが、すぐにべーっと吐き出したり、もどしそうになったりすることもありました。

 

以前、私が感覚過敏の勉強会に参加したときに、口の中の感覚に過敏がある人は、食べ物が口に入ったときの感じ方が不快なものは、「砂利のように」感じることがあるそうです。

 

好き嫌いや、わがままでではなく、そのように感じる食べ物を「おいしい」とはとても思えませんよね。

 

いつから始まった?

0歳の頃の離乳食は、私は作ったかぼちゃのスープも、シラスも、ほうれん草などの葉物なども食べてくれ、とても食べが良く、1回分の量もしっかり取っていたので冷凍保存する間もない程でした。

 

1歳後半~2歳頃、徐々におかずに手を出さなくなり、次男は白いごはんのみ、食事では食べていました。

ごはんに味をつけるなんてとんでもなく、野菜入りのふりかけや、以前食べていたシラスを混ぜてみましたが、一切受け付けず、口を開けませんでした。

 

偏食は、1歳半から徐々に始まり、2歳頃から本格的に始まりました。

この頃、自分の思いが伝わらなかったり、「いつもと違うこと」への違和感から、かなり癇癪がひどくなってきました。

偏食のこだわり

白いごはんのみが2~3か月程、毎食それのみが続き、栄養が偏ってしまうと途方に暮れており、発達外来でお世話になっている小児科の先生に相談してみました。

 
相談結果

一食でも、ごはんが食べられているのなら良しとする。体重が減っていったり、元気のない状態が続いたりしていない限り、このままで良いとのことでした。

 

私の気持ちが少し楽になり、それに気づいたかのように、ふと自分からおかずに手を伸ばし始めたことがきっかけでまた、食べられるようになり、おかずは肉類のみ食べられるようになりました。

 

この間、私が徹底したことは、

決してスプーンなどで無理やり食べさせようとせず、みんなと同じメニューを食べなくても食卓に並べていました。

特定の食べ物へのこだわり

その後3歳からは、食べ物に対するこだわりがどんどん強くなり、その時期によって、こだわる物も変わっていっていました。

 

例えば、「おはぎ」。

実家で母が作ってくれたおはぎが大好きで、私もレシピを聞き、おやつや朝食に良いかなと思って、手作りであんこを炊き、もち米を炊いて作ったことがきっかけで、朝ごはんに必ず出さないとひどい癇癪を起こし、ないと知ろうものなら、モップもびっくりするほど、床をのたうちまわりました。

 

私も半ばこだわりに付き合い、作り起きした冷凍は、味が違うのか食べず、それで彼が丸く収まるならと2~3日に一度の頻度で「おはぎ」を作って冷蔵していた時期がありました。

最初は長女も長男も好きで3人が食べていましたが、そのうち上2人は飽きて次男が食べ続けるという日々。

「ない日」を作ることがその当時の私はできなかったんです。

デイサービスの先生に相談

このことをデイの先生に相談したところ、「お母さんが自分で作っていらっしゃるなら、砂糖の量を減らして、まずくしていったらどうかな?」とアドバイスをもらい、「えーまずく?!」と思いましたが、何かきっかけがほしいと思っていた私は少しずつ砂糖の量を減らしてみました。

 

いつもの味じゃないと怒るかなと思っていましたが、段々残すようになり、おはぎブームは終わりました。

現在の様子

小2になり、今は毎日ブルーベリーの冷凍をお皿に10粒入れてレンジで10秒温めたものを毎食食べる習慣があり、それはもう1年以上続いています。

 

自分で冷凍庫から出してお皿に入れ、レンジの使い方も覚えてセルフで用意できるようになりました。

 

ブルーベリーは目にも良いですし、高い抗酸化作用が期待でき、私や長女はヨーグルトに入れておいしく頂いているので、このこだわりには不便を感じておらず、不都合がなく続いています。

ただ、買い忘れにだけは注意して買い物にでかけています。

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そしてあんなに好きだった白いごはんは、現在一切食べなくなり、家ではおかずのみの生活になっています。

 

野菜が大好きで、レタスキャベツは大好物、パプリカ、ネギ、白菜も喜んで食べてくれるので、その時期で色々と好みが変わっていくことをこちらが学びました。

まとめ 

偏食のこだわり、もううんざりしますし、見えないトンネルの中は真っ暗で本当に不安ですよね。よくわかります。

 

こだわり続けることによって自分を保ち、この世の中で生きていく調和をとっているようにも思えます。

 

「砂利のように感じる感覚」のことを知ってから、そんな風に見られるようになりました。

 

 また、年齢と経験により、「そんな日もあるんだ」「ない日もある」ということを徐々に学んでいき、そこで怒るけれど、怒り方も変わっていき、「また買いにいこうね」「何曜日に食べようね」と自分で気持ちの折り合いを付けられるようになってからは、本人も、私もすごく楽になってきました。

 

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