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ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

「障害児だからできない」のではなく「障害児もできる」支援を

双子自閉症児ひか・まめと、娘tukiの母で保育士のRibbonです。

 

7歳のひかと、まめは、重度知的障がいがあり、自閉症です。

 

実年齢は7歳ですが、本人たちの持つ知的部分は現在、概ね1歳半から2歳くらいとこの夏に判定がでました。

 

ここでは、障がいをお持ちのお子さんが、「障がい児だからできない」のではなく、「障がい児もできる」支援を、周りにしてもらうことによって、できることが格段に増え、また、本人の達成感にもつながる話をさせて頂きます。

 

学校では

玉入れの練習

みんなで協力して行う運動会の玉入れで、保育園の頃は、かごの方ではなく、かごに背を向けて「エイっ」と投げていたひかとまめですが、教室に玉入れのかごを用意してもらい、まずは実際にかごの中に、玉を入れるところを、かなり近い距離から、先生に手を持ってもらい練習し、徐々に距離を伸ばして、「玉入れ」という競技のやり方を、丁寧に教えてもらい、本番を迎えました。

 

すると、1回だけ、かごの方へ向かって、しっかりとかごを見て投げることができました。

本人もきっと、「僕はできた」という実感がもてたかなと思います。

 

安心スペースの確保

 ひかまめは、人が大勢いるザワザワした空間がかなり苦手です。

そのため体育館に入ることが入学当初はできませんでした。

全校生徒集まっての朝会、大きな行事、体育の授業も難しい時期がありました。

 

そんな時に、当時の担任の先生が、体育館前のテラスに椅子を用意して下さり、そこでなら、見学や、参加をすることができ、本人もみんなの様子をチラっと見ながら何となく真似をしたり、同じような活動をテラスで行うことができました。

 

そのおかげで、体育館に入れるタイミングを自分で決めることができ、それからは不安になることなく、2年生の今ではそんなことがあったことを忘れる程すんなりは入れています。

 

できるようになるタイミングは自分で決めるので、今その時に、何が必要なのか、周りの大人が、物や場所など、安心できる環境を整えてもらうことが大事だなと思います。

家庭では

「待つ」ことができるためには

大人も、病院の待合室などで、雑誌を見たり、携帯を見たりして、「待つ」時間を過ごしますよね。

 

テンションが上がると、大きな声で叫んだり、奇声を上げたりしますが、先日、長男ひかと病院へ行き、入る前に、「静かにしましょうカード」を見せてから入り、大きな声は「終わったら家で出す」よう伝えました。

 

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静かにしましょうカード

 

実際待合室で、うちは「好きな物アルバム」を毎回持参しています。

ひかが大好きな、動物園で撮った写真をアルバムに入れました。

写真は、自閉症児にとってかなりインパクトがあり、頭に入りやすい情報源でもあるので、スケジュールにもよく使います。

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「待つ」ためのアイテム

 

はさみを使えるようにするアイテム

はさみの難しさって、グッと力を入れて切る瞬間のところではなく、着る前に刃を開くところ、この動作が難しいです。

 

そこで、担任の先生に教えて頂いたこちらのはさみを使ってから、ザクザクジョキジョキほぼ自分で切れるようになりました。

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少しの支えで自分で切れるように

 

 

まとめ

定型発達のみんなと、「一緒の時間に一緒のことをさせよう」とすると、本人がつらい思いをするので、「本人が楽しめるには」、「理解できるようにするためには」を1番に置いて、アイテムを使ったり、場所を設定したり、落ち着いて活動をできるようにすることが、何より大事なことかなと思います。

 

親御さんが、「そんなことうちの子は無理」「うちにはそれは難しい」と思われる気持ち、とてもよくわかりますが、案外、こちらが思っている以上に、子どもができる力ってあると、7年間育ててきて思うので、信じてやらせてみることも大事かなと思います。

 

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