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ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

保育園か療育か|一生の土台となる「幼児期の生活環境」の大切さ

双子自閉症児ひか・まめと、娘tukiの母で保育士のRibbonです。

 

お子さんの将来について不安がありますか?

幼稚園、保育園はどこに?特性を持っているかもしれない我が子、療育?その先は…。

 

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ここでは、まだ子どもが小さいうちは、進路(幼稚園や保育園など)を親御さんが決めることと思いますが、その幼児期の大切な時期をどこでどのように過ごすのか、その大切さを身をもって知った話をさせて頂きます。

 

 

子どもの生活環境の大切さ

定型発達のお子さんも、特性をお持ちのお子さんも、「活動内容」が違うことはありますが、どんな子も、どんな人も共通していることがあり、それは「時間」です。

その時間をどう過ごすのかが、「生活環境」によって変わるということを、私はわかっていたようで、全然わかっていませんでした。

親の希望だけで

長女と双子は2学年差で、長女が保育園年中の時、運動会や生活発表会などの行事の時に、祖父母や、夫と「来年は年長さんと、年少さんで、3人揃っての行事、楽しみだね!」と話していて、私もその光景を思い浮かべていました。

 

1歳2歳と大きくなるのつれて、ひかとまめの言葉は消えていき、物に手をかざして見たり、癇癪が日に日にひどくなり、食べ物へのこだわりも目立つようになってきた3歳の誕生日前に、保育園の入園面談がありました。

 

もちろん、夫と相談して、お姉ちゃんと一緒の保育園に入れたいという希望の元、願書を提出して面談を受け、園側からもう少し様子を知りたいと連絡が来て、再面談(実際、園の2歳児クラスに入り、どんな様子か園長先生や市役所の人が見る日)も受けました。

第3者の見解

「どうぞ」とおもちゃを大人が渡しても反応せず、外を見たり、車を窓のサッシで走らせている我が子。2人の様子を見てもらった後、職員室で、「ひか君とまめ君は人を人として認識していません」と市役所に勤めていらっしゃる、元園長先生に言われました。

 

この時はまだ、病院での発達検査を受けておらず、まだ障がい児だという診断がおりておらず、私はそうなのかな、でも違うような…という曖昧な不確定な日々を過ごしていた時期です。

他人の言葉が耳に入らない

私たちは、現実を受け入れられず、「最終判断は親御さんですので」の一言に望みを託していたのか、断られたのではないと思い、希望している保育園の枠が抽選との話がきたので、家族5人で抽選会に行きました。

 

2名枠に、他1名と、うちの双子の3名で抽選をし、なんと双子が当たりを引きました。

 

うれしくてうれしくて、やっと希望通り、お姉ちゃんと一緒の園で生活し、3人一緒の行事、3人一緒の…と明るい未来に、焼肉でお祝いまでして喜んでいました。

 

やっと気づいた現実

3歳児健診で市の療育を勧められ、同時に母子療育にも通っており、内心、このクールが終わったら、うちの子は保育園に入園するんだと、3歳になったばかりのひかまめを見つめ、どこかよそ事のように思っていました。

 

療育の最後の日、臨床心理士さん、保健師さん、母子療育園の園長先生と面談があり、園長先生に、「お母さん、保育園に行っても、ひか君まめ君は1日過ごして帰ってこれると思います。でも、今日は〇〇が楽しかった、今日はこんなことをして遊んだと、実感できるかどうかは、自信をもって、"はい"とは言えないんじゃないでしょうか。

大事なことは、『どこの園に通っていたか』ではなくて、『自分でランドセルを背負って、学校に行くこと』ではないかな。」

 

この言葉で、我に返りました。見栄、意地、親の希望、私は何をしていたんだろう。

 

 

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道は1つしかない

あの時、あっちの選択をしていたらと、長年生きていると思うこともありますが、進もうと決めた道が、正解だと思うことにし、子どもたちの進路も悩んで、迷って決めたことであるなら、もうあとは、信じて進むのみだと思います。

 

ひかとまめは、あの園長先生の言葉があったからこそ、母子通園で、親は子の関わり方を、子は、生活動作の基礎を学び、次のステップで母子分離の療育園に単独通園し、現在、地域の小学校の特別支援級へ毎日自分の足でランドセルを背負い、たくさんの先生方の力を貸して頂きながら、学んでいます。

 

まとめ

幼児期のとても大切な1日1日の時間を、「どのように過ごすのか」が大事なことが、よくわかり、運動会も発表会も子どものためのもので、園選びも「親がこうなってほしい」ではなくて、「子どものためには」を念頭に考えていく大切さを知りました。

 

思い描く未来はあると思いますが、現実、どの生活が1番子どもにとって過ごしやすいのかということを親は考え、決めていくことが大事なのかなと思います。

 

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