Web Analytics Made Easy - StatCounter

ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

【自閉症】行事への参加|本人が実感できる達成感とは

双子自閉症児ひか・まめと、娘tukiの母で保育士のRibbonです。

行事に参加するお子さんの気持ちに寄り添った支援とは何かについて考えてみました。

f:id:chocotocoffee25:20201217123855j:plain

先日、ひかと、まめの学校で、ペースランニング記録会がありました。

 

先生方の温かいご支援によって「やらされている」ではなく、本人が「僕も参加したぞ」と実感できるような対応をして下さり、心底うれしかった出来事についてです。

 

自閉症児の様子は

もどかしさ

長男ひかは、単語数語で意思を伝え、最近指さしができるようになり、入る情報が多くなっていますが、自分から出すところが追い付かず、そのもどかしさで、手や足、頭突きなどが、かなり激しく、でもそのすぐあとに「ごめんめ」と言え、いけなかったとわかってはいるのに、沸点に達した時に、どうして良いのかひかが困っています。

 

そのために、まずは開口一番「イヤだったんだね」と共感してから、「手はここにおいておこう」、「足はここだね」など、正しい手足の置き場と言いますか、行動を話すようにしています。

 

見通しを写真などで示したり、気持ちをまずは共感しながら、支えているところです。

www.hikamame.com

www.hikamame.com

 

頭の整理

次男まめは、色々なことに対しての理解が深まり、「こんな日もあるんだ」ということが少しずつわかってきたことが、1番彼の中で過ごしやすくなっている部分かなと思います。

しかし、まだまだ自分の頭の中の予想や出来事と、現実の差に怒れてしまい、人に手がでることに、頭の中の整理が付かず、まめが困っています。

 

自分で落ち着ける手立て(携帯の画像を見る、紙に書く)を示してくれることができるようになったので、そこを根気よく付き合っていきたいと思います。

www.hikamame.com

 

切り替えスイッチを自分で押すことの大切さ

記録会当日、応援に行ったときに、ジャングルジムで楽しそうに、同じ支援級のお友達と遊んでいたひかにホッとしたのもつかの間、2年生の集合時間になり、先生が声をかけて下さると、遠くからでもはっきり聞こえる声で「いやのー」と言い、着ていたジャンバーを脱ぎすてて、怒りを表していました。

そのあとジャングルジムから降りられましたが、まだ遊びたかった気持ちがあったようで、先生の靴を蹴り、頭突きをして抵抗していました。

 

走ることは難しいだろう、見学も参加だと私は思っているので、それでいいと思っていました。

みんなと同じが全てではない?

支援をされる方には、定型のお子さんと同じ場所で、同じように、体操をして、並んでとされる方もいらっしゃいます。

それぞれに合った対応

まめの担任の先生は、落ち着ける場所で待機し、準備体操も走る直前に、みんなとは違う時間でしたがしてくださいました。

 

ひかの先生は、あんなに怒っていたのに、ジャングルジムから降りられたことに遠くから見ていても〇を付けて下さっているように見え、スタート位置に連れて行こうとせず、みんなが走ってくるトラックの途中で待っていて、途中から参加するというひかのスタートラインをそこにして下さいました。

 

私はそこが本当にうれしくて、きっと引きずってスタートに立たせて、手を引っ張ってという参加方法もあり、機嫌が悪かったから見学のみという参加方法もあり、色々な対応がある中で、今のこの表情ならみんなと一緒のラインからではなくて、この場所からなら走れそうと判断してくださり、ひかは、先生と手を繋いで良い表情で走っており、自分1人で走る姿も見られました。

 

まとめ

園や、学校の行事は、その日だけのがんばりではなく、普段の生活の積み重ねをお家の方にみてもらう発表の場ですが、お家の人に見せる行事ではなく、緊張や不安の中でも、子どもたちが普段の力を発揮できるような支援、環境を整えてあげることが最善なのではと思います。

 

読んで頂きありがとうございます。

 

合わせて読んで頂きたい♡www.hikamame.com

www.hikamame.com