頭の中がごちゃごちゃになる|7歳の僕が伝えたいこと➁
こんにちは。僕は双子自閉症児ひか・まめの「まめ」です。
お母さんはこのブログを、書いているRibbonです。
自閉症のことをもっと知ってもらいたくて、今日は
・できるようになったこと
・お願いしたいこと1つ
についてあなたに伝えたいと思います。
僕が、みんなが使っている言葉で、自分の意思をお母さんの手を借りて思いを伝えさせてもらいます。
(まめの気持ちをRibbonが書かせて頂きました。)
自分で伝えられるように
前までは、頭の中と、目の前のことが違うと、叫んだり寝転がったりしていたけど、お母さんに紙にペンで僕の気持ちを書いてもらうと、落ち着くことができるようになりました。
最近ぼくは、自分で引き出しから紙を出して、ペン立てから鉛筆を持ってきて、見たかったもの、こうだと思ったことを、自分で描けるようになってきました。
絵で伝える
朝、いつもの時間に赤い車が通ったのに、見られなかった。
だから少しわーって言ったあと、すぐに紙に大好きな車と、いつもの運転手さんを描いた。
後ろからけむりが出てたのも描いたんだよ。
これができるようになってから、頭の中がごちゃごちゃになることが減って、ここに自分の気持ちがあるって見えてから、楽になりました。
スケジュールや絵カードが好きな理由
スケジュールカードを見ることがすごく好きな僕。
来週末の公園はどこへ連れて行ってもらおうか、授業参観のカードを見てその光景を思い出したり、百均のカードや遠足のカードを見たりすることも大好きです。
ぼくと同じクラスのお友達も、兄のひかも、スケジュールを見ることが好きです。
次に何をするかがわかるし、何より僕がしたいことを先生や、お母さんが貼ってくれるから、だから見ることが好きだし、落ち着くんです。
スケジュールを見て、楽しみがあるから、今はこれをがんばるってこともできます。
安心する言葉かけ
僕は、自分で決めていることがたくさんあります。
土曜日の夜6時半頃、冬の間だけ、灯油を売りにくる車が通るのを、窓から見ること、金曜日の夕方4時頃に、コープのトラックが家の前を通るのを2階から見ること、これは、はずせない。
でも、どうしてかわからないけど、時間通りに来ないことがある。
そんな時は30分でも1時間でもそこから動きたくない。
どうしても見たいから。
だから、それを知っているお母さんは、
「コープトラックみたら、宿題やろうね」って言う。
宿題をやらなきゃいけないことはわかっているけど、どうしても見ないと体が動かない。
待っていてもらえると、さっきまで絶対動かなかった僕は、トラックを見られた瞬間すぐに宿題をすることができます。
「動かない」んじゃなくて「動けない」ことがあります。
できる限り、待っていてもらえると、混乱せずに行動することができます。
そんな日もあります
待っていてほしいと言いましたが、色々な経験をして、「こういうこともあるんだ」「そんな日もあるんだ」ということも、段々わかってきました。
だから前まで、朝、ゴミ収集車を見ないと、学校にいけない日がありました。
でも、写真で収集車を見て、僕の頭の中を「見たね」ってわからせてあげると、動けるようになったのです!
だから今は本物のゴミ収集車を見なくても、学校に行けるようになりました。
(この間、白いトラックが見たくて、信号のある横断歩道の真ん中で寝ころんじゃったけどね)
まとめ
たくさん周りの人に助けてもらうことが多い僕だけど、毎日色々な声を聞いて、色々なものを見て、時々それが痛くて耳をふさぎたくなるけど、自分で気持ちを伝えられるって、わかってもらえるってこんなにうれしいことなんだって、わかってから、頭の中がごちゃごちゃになりそうな時は、自分で描くようにしています。
そして、体が動かない時は、必ず理由があるんだって見てもらえると、その原因が解決したときに動けるから、理由を知ってもらって、待っててもえらたら助かります。
今日も読んでもらってありがとうございます。
また伝えにきます!まめ
お母さんがよく読んでいる本を紹介させて下さい。