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ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

子どもの心の目がパッとこちらに向いた瞬間を経験した話

双子自閉症児ひか・まめと、娘tukiの母で保育士のRibbonです。

 

人の心ってどうしたら自分に向くんだろう、どう関わったらうまくいくのかなと思うことありますか?

 

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私が、学生の頃、実習に泊まりで2週間お世話になった、児童養護施設での話です。

児童養護施設とは

児童養護施設(じどうようごしせつ)とは、児童福祉法に定める児童福祉施設の一つ。

児童福祉法41条は、「児童養護施設は、保護者のない児童[注釈 1]、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設」と定義する。児童相談所長の判断に基づき、都道府県知事が入所措置を決定する児童福祉施設である。略して養護施設(ようごしせつ)とも称する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

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嫌われ続けた毎日

私は小学生の男の子担当で、自分たちの生活圏に、よそ者が来たので、何をしてもこちらを見てくれず、初めの1週間はもがいて苦しくて、どうしたら自分に目を、気持ちを向けてくれるのかを試行錯誤していました。

 

1週間が過ぎると、少しずつ、低学年の児童さんが、私に興味を持ってくれる子が増え、一緒に絵を描いたり、コマを回したり、外で鬼ごっこをしたりしました。

 

しかし、4年生の男の子に、いつも会うたびに、「帰ってほしい」という言葉の激しい口調版や、そんなような言葉を言われ続けていました。

 

毎日書く日誌にも、反省欄に、いつもその男の子とのやり取りをどうしていったらというようなことを書き、私が得意なピアノを弾くことや、絵本作りなど、一緒にできたらと思い、予想される児童の姿などもびっしり書いて、翌日に臨んでいました。

目が合った

ピアノも絵本も失敗に終わり、さらにエスカレートする言葉に、もうどうしてよいのかと思っていたある日、私はふいに、「それ何ていう名前のキャラクター?」と、4年男子が持っていたポケモンのフィギュアのことを聞いてみました。

 

すると、今まで見たことのない表情になり、目も柔らかく、「あのね、これはね…」と私の顔を見て、すごくうれしそうにお話をしてくれました。

心のフタ

きっと私が経験したことのない思いをたくさんしているのだと思い、それは同情でもかわいそうでもなく、経験が違うだけだと私は思い、運命だといったらそれもそうかもしれないし、許せない事実もそうかもしれない。

 

ここの部分は、一概にこうだと私は断定はできませんが、この場所で暮らす児童さんに自分がどう接することが正解か、自分に何ができるかを考えていました。

 

しかし、私には何もできるはずがありませんでした。

ただの学生だし、2週間経ったら帰る人。

そんな人が何かをしてあげようと、そう思うことが違っていたことに気づきました。

まとめ

自分の好きなことで、相手の心を引き寄せる方法もあると思います。

学生だった私は、無知で児童さんの心を引き寄せるどころか、迷惑なことをして傷つけていたかもしれません。

 

まずは相手の行動を良く見て、正面から当たっていくのではなく、その子に寄り添うような、横にそっといるような対応がその子には良かったのかなと、とても勉強になりました。

 

現在、放課後等デイサービスで働いており、これからもたくさんの児童さん、保護者さんに出会うと思います。

 

4年生の男の子に教えてもらった経験を忘れずに、心に寄り添える人になりたいと思います。

 

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