本当の支援とは?|支援者側の受け取り方1つで子どもの姿が変わっていく!
双子自閉症児ひか・まめと、娘tukiの母で保育士のRibbonです。
放課後等デイサービス(児童発達支援)で、未就学のお子さんと関わらせて頂いており、お子さんの行動を、支援者がどう受け取るかで、周りの大人たちへの対応や、お子さんとの信頼関係にどうつながっていくのか、これから支援者になられる方、子育て中のママさん方にぜひ読んで頂けたらと思います。
これから正しい行動を学んでいく
今はまだ、誤解を招くような伝え方でも、今後は誰もがわかるような伝え方ができたらなと思います。
行動の意味を子ども側たって受けとめる
例➀私(保育士)がお子さんと、マンツーマンで療育をしていて、私が、ノートを書く時間に、他の職員さんと交代をする時間があります。
そこで、10~15分後に、戻ってきて、交代するときに、お子さんがその職員さんに、はたからみたら、「あっちにいって」のように押しています。
職員側からしたら、お役ごめんのように受け取る人もいて、「寂しい」というような言葉がでてくる場合もあるでしょう。
お子さん側からしたら、先生が来たから交代の時間だということがしっかりわかっていて、だからこそ、「またあとでね」の意味で押したのかもしれません。
大人の予想と子どもの考えの差
例➁「どうぞ」とお子さんがおもちゃを渡した時に、支援者が「ありがとう、くれるの?」と手を出したのにお子さんが渡さずにひっこめる時があります。
子どもがおもちゃなどを差し出してくれた時に、大人は渡してくれると思いますよね。
でも、その行動は「見て~」だったのかもしれません。
「渡す」という意味ではなく「見てほしい」。
おままごとでハンバーグを作って、言葉で「見て~」と言ってくれたらきっと大人は「なになに?おいしそうなハンバーグだね!」と見てくれます。
でも言葉ではなく行動で伝えるお子さんにとっては、その意味が伝わりづらい部分があります。
支援者側の意識
ここは、かなり難しいところですが、日々お子さんと関わっていくうちに、この行動の意味について見えてくることがあります。
一緒に過ごしていくうちに、きっと今はこう思っているのかな、こう伝えたいのかなと段々わかってくるところがあり、それもこちらの予想でしかないので、正解はご本人にしかわかりませんが、日々関わってくれる方が、他の大人に代弁して、上の例のことで言うと、「職員さん、またあとでね~だね」、「ハンバーグを見てほしいのかな」など、伝えていくことが、過ごしやすさにつながるのかなと思います。
まとめ
私が言いたいことは、目先の行動だけに注目するのではなく、支援をする人が、視野を広げ、お子さんがどう思っているのか、本心は何を伝えたいのか、お子さん側にたって考えていくことが大切だと思います。
そういったことの積み重ねが、お子さんとの信頼関係を深めることにもつながっていくと思い、私自身も、1つ1つの行動、目線などに気を付けてみさせて頂きたいと思います。
今後、療育でたくさんの経験を積んで、こういう時はどんな伝え方をしたら良いのか学べるよう、お手伝いをしていきたいと思います。
目に見えてわかりやすいアイテムは、とっても重宝します。
百聞は一見に如かずですね!