自閉症児の子育て|パニックに対する家庭でできる支援策4つ
ひか・まめ双子自閉症児と、娘tukiの母で保育士のRibbonです。
育児をしていて、一番心強いことは、「自分だけじゃない」と思えることだと私は思いますがいかがですか?
夜泣き、偏食、癇癪、こだわりなど、うちの子はこんなにひどくて、しんどい思いをしているのは、私だけなのかなと思っていて、ネットで調べたり、去年から始めたこのブログでのつながりで、たくさんのママさんから「私だけじゃないんだ!」と思え、本当に救われました。
私のブログを読んで、少しでも、そんな風に思って下さる方がいらっしゃったらと思い、今日は、自閉症児を育てていて、混乱にうまく対応できず、しんどいと感じることについての対処法4つです。
出発前の約束1つ
家の中でどんちゃんする分には身の危険はありませんが、外で、しかも大通りの交差点付近で混乱すると、命の危機さえ感じる程怖い時があります。
・玄関を出る前に約束をする
➀「トラックは信号が赤の時に見ます。青になったら渡ります。」
➁「自転車のおじさんは来るかもしれないし、来ないかもしれません。来なかったら写真で見ましょう」
③「にっこり歩いていきましょうね」
などと、その時の固執しているもの、人や、状況に合わせて1つ約束をしてでかけます。
一度にあれもこれも言うと、頭の中がごちゃごちゃになり、何を言っているのか、自分はどうしたら良いのかわからなくなります。
今日はこの目標をクリアできたら〇、できなかったらまた明日約束をして出発をすることにしています。
写真で提示
いつも登校時に持ち歩いているウエストポーチの中に、紙とペン、そして写真を印刷したものを入れています。
「〇〇がみたかった」「おじさんこなかった」と混乱した時は、自分で「かみ、かくの」と言える時もあり、歩きながら書いています。
「みたい」気持ちを写真で満たすために、お気に入り画像を印刷して持ち歩くことも有効です。
左上の「モスグミ」は帰ってきてからのおやつのお楽しみにしているので、見たいものではなく、お気に入り画像として印刷しました。
また、「いらすとや」さんの画像は、自閉症のお子さんにも定型児さんにもとても伝わりやすく、療育でもよく使っています。
今の自分の気持ちを表すことはとても難しいことです。
気持ちと、カードのマッチングが難しいお子さんもいるので、初めから怒っている時にカードを出すのではなく、機嫌が良いとき、にこにこしている時に、「にこにこ」カードを提示して「今はコレだね!」と声をかけるところからスタートするのが良いかなと思います。
こんなアイテムもあります!
まとめ
「今日はうまくいかせるぞ」と意気込んで玄関を出ると、大混乱をした時の自分自身のショックが大きいので、まぁ今日も3つ4つあるかなと出た方が「1つだけだった!」と思えるので、予想にも余裕を持たせることが大事かなと思います。
・紙とペンで気持ちを書き表す
・写真を使う
・気持ちカードを提示
・母の予想を大きくつける
ご参考になれば光栄です。
読んで下さりありがとうございます。