【自閉症】困りごとの1つ、「癇癪」がひどい!脳の指令と戦う我が子
お子さんのかんしゃくにお困りのかた、私もその1人です。
毎日のように物を投げたり、人を叩いたり、自分のあふれ出す想いをそとにだし、家の中は泥棒もおどろく光景になります。
ここでは、8歳の双子ひかとまめの日常に起きている「かんしゃく」について、実際にどんなことが起きるのか、そしてそばで見ている母親からみた「かんしゃく」について書きました。
「かんしゃく」とは?
癇癪(かんしゃく)とは、声を荒げて泣いたり、激しく奇声を発したりするなどの興奮を伴う混乱状態を指します。怒りや不安などの感情を持つこと自体は誰にでも起こる自然な現象ですが、気持ちのコントロールがうまくできないときに癇癪は起こります。
気持ちのコントロールって本当にムズカシイですよね。
大人でも、調子がいい日とそうでない日があるように、子どもにもありますね。
2人とみていて、かんしゃくが起きるときは、
・思っていた光景と頭のなかが違うとき
・心のザワザワに耐えられなくなったとき
によく起こります。
起きたときの様子
緩やかな怒りのあらわれ
長男ひかは、次男まめがしゃべる言葉が気に入らず、ジワジワと怒りがこみあげてくるときがあります。すると、食卓テーブルに肘を小さくゴンゴンとし、次第にそれだけではおさまらず、テーブルを押したり引いたりします。
突発的な怒り
「見たいと思っていたものが来ない!今日は第3水曜日だからこの時間のこの場所にゴミ収集車がくるってわかっている。それなのになんで今日はこないんだ!」
といういつものパターンとちがうことが起こったとき、右肩上がりのグラフがギューンと急角度で成長していきます。
脳の線がつながった
年齢と経験によって、「許せない」部分が「まあいっか」と柔軟に受け止められるようになってはきているものの、まだまだ脳はそう簡単には許してくれません。
でも、かんしゃくが起き、私を頭突きしたり肘やひざを叩いたりしても、「ごめんめー」とあやまったり、「いけないの!」と言いながら叩いたりしている姿をみて、「自分で必死に脳の指令を変えようとしている」ように見えます。
まとめ
ジワジワ系やギューン系のかんしゃくがあり、毎日付き合うのは本当に神経がすりへる思いです。
でも、よく見ていると「いけないことをした!」「わかっちゃいるけど」と自閉症児本人も、脳とたたかってみるように見えます。
線と線がつながって、フーっと息をはけたときは、ギュっと抱きしめて「おかえり」と言ってあげたいなと、落ち着いている今はそう思えます!