【自閉症】子育て中の母親が感じる「しんどさ」ランキング
ふたごの自閉症児を子育てしていて、母親の私が感じる「しんどさ」をランキングにしてみました。
生活のなかで感じる「うまくいかないな」と思うことは多々ありますが、ここではトップ3を紹介させてもらいます。
自閉症のお子さんを子育て中のかた、「わかる!」「うちもあるな」と思っていただけたら幸いです。
孤独をかんじるとき
1位は「心の孤独」をかんじるときです。
ふたごの息子と毎日一緒に玄関をでて、学校まで片道30分のみちのりを私はつきそっています。
長期休暇あけや、行事まえ、ふだん機嫌がよくないときなど、2人の混乱が日常茶飯事にあり、今日も傘と、荷物がはいった大きいかばんを投げました。
そんなとき、たち止まって2人の気持ちが落ち着くまで待ちます。
どんどん進んでいく分団の列。
おさまらない混乱に、双方から手がでてきて、頭突きも。
自転車をよけながら、車道に飛び出さないよう神経をはりめぐらせながら荷物をひろい、心を「無」にしてたんたんとその場をやり過ごす。
道ゆく人はおらず、ただただ「心の孤独」を感じます。
1人で息子の気持ちをうけとめ、1人で荷物をひろい、1人でまた息子たちと歩く。
子育て中にかたに、「孤独」をかんじるかたは多いのではないかなと思います。
ふたごそれぞれの想いの差
2位は「母の体(心も)が足りない」
そんな登校つきそいで、ふたごそれぞれの想いがあり、双方の意見がわかれることがあります。
次男は最後尾で歩きたい、長男は班で歩きたい。
2人の他害がはげしすぎて、周りの子になにか物があたったり手をだしてからでは遅いと思い、以前、班の最後尾から歩いていました。
でも最近は少しずつ落ち着いてきて、班で歩けるようになってきたのに、数日間、班で歩いて登校をしていました。
やっぱり最後尾であるきたい想いを言葉で伝えられた次男には、「木曜日、ヘルパーさんの日は最後尾で歩きましょう」と伝えます。
そのときは理解したようですが、いざ月曜日、「さいこうびがよかったー」と怒り、私をひっぱりグーで叩きます。
そのザワザワを感じた長男も怒り…
障がいがあるなしに関わらず、兄弟感で意見がちがいそれをすべて受け入れられないことってありますよね。
そこから喧嘩になることも。
自分だけではないとわかってはいるのですが、物をなげたり扉をバンバン開け閉めしたり、ガラスのコップを投げようとしたときには、かなりあせりました。
体と強靱な心がもう1つほしいです。
自分の気持ちがしずんでいるとき
3位「待ったなしの子育て」
子育てって、待っていてくれないですよね。
どんなに自分が体調面、精神面がしんどくても、「まったなし」。
ごはんを作り、お風呂にいれて寝かしつける。
それプラスいつものこだわりルーティンに付き合う。
かんしゃくが起きたときに身のまわりに危険がないか、外にとびださないか、お互いの顔をひっかかないか。
おやつを食べて、好きな録画をみているときもあります。
しかし突発的に、なにの前ぶれもなく起こることがあるところに、つねに気をはるので、まったなしだなと感じます。
まとめ
「困っているのは子ども本人」の言葉をよく本で目にします。
それはその通りです。
でも、母親が「こどく」や、「1人ではやりきれない」と思う気持ちを、多くのかたが感じているのではと思います。
「自分だけではない」と思えると、お母さんのかかえている想いが、少しふわっと軽くなれるよう、私はブログやTwitterで声を発信していけたらなと思っています。