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ひかまめ

双子2人とも知的&自閉症+HSC娘の育児ブログ

自閉症児の子どもをもつ親として|親子で気持ちを共感してみた

1対3の子育て。

夫は土日出勤で、私は休日ワンオペをしています。

 

ひといちばい敏感な子と、自閉症児の双子を子育てする中で、一番しんどいと感じることが、「大人の手が足りない」ことです。

 

ここでは、自閉症児の「他害」について、同じようにお困りの方へ、母親の気持ちを体験談とともに伝えたいと思います。

 

母親と自閉症児2人の日常

長男次男ともに、ものごとに対する理解が深まり、できることが増えてきて、うれしさを感じることが多くなってきました。

 

しかし、力が強くなってきて、自分の思い通りにならなくなったとき、その発散方法がうまくいかず、手や足、頭突きでうったえます。

 

 

次男は、気持ちを言葉で表現できます。

でも長男はそれが難しく、もどかしさでいっぱいになることが多々あります。

 公園で2人が同時に混乱する

私が双子の息子と公園に行ったときの話です。

存分に遊び、帰る時間になったので、私の両手に1人ずつ手をつないで車へ戻ろうとしていた時でした。

 

次男が、何台も見送った「バスが見たかった」と私に混乱しながら話し始めました。

次男の混乱ぶりや、多弁に腹をたてた長男が、手を出し、やられた方もやりかえします。

 

2人がやり合い、止めても止めても手や足が伸び、私はいつも通りの対応に徹しました。

・小さな声でそっと気持ちを代弁する

・歩き続けるより一度立ち止まって落ち着くまで待つ

 

冬の晴れの日、冷たい風が吹き、時おり散歩をされているご老人とすれ違う休日。

冷静な判断をとにかくしていこうと自分に言い聞かせました。

母の気持ちの交錯

いつも、2人同時に混乱したときは、テレビの画面を見ているような、同じ空間にいないかのような感覚になります。

 

2人と同じように参戦?!したら、その場はクシャクシャになり、自分の何かが壊れるような気がするからです。

 

しかし、糸が切れそうな時があります。

2人の泣き声や混乱する声を聞いたり、叩き合う姿を見たりすると、髪の毛が抜けていくような、自分の中の何かがはがれていくような、そんな気持ちになります。

 

車にようやくたどり着いたときに、私は静かに息子たちに私自身の気持ちも伝えています。

「怒りたい気持ちは2人ともよくわかりました。」

「でもお母さんも困りました。」

「2人が叩いていて悲しかったです。」

 

子どもの気持ちを代弁して、共感することはいつもしているつもりです。

たとえば

「○○くんに叩かれちゃったんだね。痛かったよね」

「今これがイヤだったんだね。上手に伝えられたね」などと。

 

それと同時に、私は息子たちが落ち着いたときに、落ち着く場所で、自分の気持ちも打ち明けることにしました。

 

すると落ち着きを取り戻した2人は、

「ごめんめー」

「おかあさん、にっこり」

と言いました。

 

こちらの本は、本当にさまざまな特性をもった自閉症のお子さんがいます。 その中でも、会話や模倣に困難さを感じることが多いお子さんに、とても参考になります!

たよりながら子育てする大切さ

障がい児、定型発達にかかわらず、双子の子育ては妊娠中から出産後も、実体験をしましたが、かなり壮絶です。

 

 先日、中日新聞の記事に「多胎児の出産後の支援」について書かれていました。

edu.chunichi.co.jp

 

こちらは、

・出産後、助産師さんが2回訪問してくれる

・定期的に電話で育児相談にのってもらう

・相談内容に応じて、管理栄養士さんにつないでもらう

などの支援をしてもらえます。

 

また、こんなサークルもあります。

jamba.or.jp

 

まとめ

 本人が一番困っていることを、いつも頭において関わっているつもりですが、私も人間なので、しんどくなるときがあります。

 

大人に話しを聞いてもらうことも、もちろん気持ちが和らぎますし、出口が見えるきっかけになるかもしれません。

 

それと同時に、母親がぐっと気持ちを我慢して、抑えて子どもたちに接し続けるより

 

www.hikamame.com

も、母自身の気持ちを子どもにたち伝えていく、「お互いの気持ちの共感方法」もあるのかなと思います。