【自閉症】思い通りにならないとき|ピンチをチャンスに変える方法!
双子の次男まめは、電車が大好きです。
とくに好きな電車はNゲージの近鉄特急。
もう電車好きの方はご存じかと思いますが、本格的な造りで子どもだけでなく、大人の方のファンも多いそうです。
まめは、この大好きなNゲージを、「電動で動かしたい!」と私に何度も伝えました。
ここでは、子どもの「こうやってみたい」「ぼくはこうしたいんだ」という気持ちを受け止め、不可能なことでも一度付き合ってみた話です。
プラレールとのコラボ
まめは、プラレールも好きで、床を這うように電車と同じ目線になって、目の前を通過する様子を楽しんでいます。
この日はNゲージの近鉄特急をプラレールの線路に置きました。
「とっきゅーうごくの!」と、線路のストップレールにのせて、「GO ・STOP」を何度も切り替えています。
いつもプラレールで遊ぶときに、電車の上についている「オン・オフ」を切り替えると動くことがわかっているので、きっとここに置いたのでしょう。
何度も私に動かしてほしい気持ちを、まめなりの言葉で伝えています。
私は言われた通り、スイッチを操作しますが、特急は全く動かず、「もう一回やって」のようにクレーンで伝えています。
気持ちを共感してもらえた
「スイッチを入れたかったんだね」「近鉄特急、動かしたかったんだね」「そうだったんだね」と何度も何度も繰り返しまめの思いをとにかく言葉で外に出し、心からわかっているよと伝えました。
2~3歳の頃なら、1~2時間ほどひっくり返って泣いていたと思います。
しかし8歳になり、いろいろな経験を積んできて、でも「こういうこともある」
という現実を、その積んできた経験によってそう思えるようになりました。
無理なことでもやってみせてみる
子どもが、「それは無理でしょ」と思うことをこちらに要求してくることがあります。
・手動で動かす電車を、電動のように動かしてほしい
・とーちゃんといつもやっているように、お母さんも肩車をして、僕は天井をタッチしたい
など、不可能なことがあります。
でもそれを「無理です」ということも1つの方法ですし、もう1つは一度やってみせてみて、その「無理だな」という判断を本人ができるようにすることが大事かなと思います。
さすがに24キロの息子を肩車はできないので、おんぶでやってみて「届かないな」という経験をしました。
これも経験の1つになるので、不可能な要求の時ほど「チャンス到来!」ととらえ、経験値を高める手伝いをしています。
まとめ
どうしても今やってみたい気持ち、すごくよくわかり、そこの部分を言葉や紙で書いて外に出し、自分の気持ちをわかってもらえたかどうかで、そのあとの行動が変わってくるのかなと思います。
「ピンチをチャンスに!」のように、こんなときこそ、自分で伝える力や、こんなこともあるんだという経験を積むことができるのかなと思います。