【発達障害】他害を繰り返す|この状況を何とか抜け出したい!
「この状況を抜け出したい」「どうにか今の状況を変えたい」と思うことってありますか?
私には、今一番の悩みがあります。
双子長男ひかの他害です。
なんとかして、気持ちを外に出す表し方を見つけたいと思う一心です。
怒りの矛先を探して
小2のひかは、言葉が単語数十語や、クレーン現象と呼ばれる人の腕を対象物に近づけて、ほしいものを要求する手段で相手に伝えています。
こちらが言っていることがわかってきて、次に自分が何をするのか、相手がどうしてほしいのかもわかることが増えてきました。
しかし、「僕は今はこうしてほしかった」「さっきのあのことがイヤだった」と、一度怒りのスイッチが入ると、私や弟のまめ、担任の先生に頭突きをしたり、肩や膝などの硬いところを目がけて手のひらの下部の硬いところで叩きます。
自分がどうしたよいのかわからなくなって、当たり所を探しているようにも見えます。
怒っているとき以外でも、手のひらの刺激を求めて、固い机をバンバン叩いたり、お風呂の浴槽の外側を叩くことがあります。
なぜ他害をしなければいけないのか?
ひかは、我に返ったときに、「ごめんめー」と、しまったことをしたという顔をします。人を叩いてはいけないことはわかっているのに、なぜそうしてしまうのか。
それは、そうするしか手段を持ち合わせていないからです。
人それぞれの怒りや不安、心配なときの表現方法があると思います。
・静かに過ごしたいから1人で別室にいく
・聞いてほしいから言葉で伝える
・泣く
・イライラをぬいぐるみや枕などにぶつける
・ストレス発散のためカラオケやバッティングセンターに出かける
ひかは、わかってほしい人に自分なりの方法で伝えていることには違いありませんが、そこが、正しい行動ではないため、本人と周りが困っています。
いつから始まった?
ひかは、保育園卒園まではとても大人しく「こっちですよ~」と言われたら「はいはーい」のように素直に?付いてきてくれる子で、自分の意思を外に出すことがあまりない子でした。
イヤだった気持ちを一度だけ、保育園の生活発表会の練習が大詰めを迎えたある日の夜、ごはん中に大号泣をして、我慢していた不安や苛立ちなどを、ためてためてその日に爆発していました。
入学してから、徐々に思いを外に出せるようになってきました。
しかし、言葉が伴わないため、手を出したり足で蹴ったりしてイヤだった思いを伝えてます。
思いと言葉が比例せず、膨らむ気持ちが外に出せずにいるもどかしさが常にある苦しみは、はかりしれないことでしょう。
それを踏まえて、家族ができることはなにか、他害が出る前にできることを今一番悩み、考えているところです。
発散方法の1つに!
ひかは、水が大好きです。水滴がすごく好きで、先日、ボールに入れた水に絵の具を入れて、指でお絵かきを楽しみました。
大好きなこととなると、1時間以上集中してやっています。
こうした、好きなことをする時間を家で増やしていくことで、気持ちのコントロールができるようになったらと、毎日、キッチン横で遊んでいます。
今後の課題
知り合いの専門家に相談をし、他害をなくすには、感情や思いを伝達する手段を身に着けてもらうことが大事だと聞き、そのためには、ABA(応用行動分析)の手法を使いつつ、遊びを上手に使うことと教えてもらったので、そこの勉強を私はしつつ、担任の先生と細かく情報を共有していただき、何か手立てはないか考えていきたいと思います。
まとめ
「この状況を抜け出したい!」と本人も周りも苦しんでいるとき、気持ちを受け止めながら、落ち着いて過ごせる時間を増やし、正しい方法で気持ちの表現ができる手立てを考えてくことで、お互い気持ちよく過ごせるのかなと思います。
今すぐに何かが変わることは難しいと思うので、少しずつ改善していけたらなと思います。