【自閉症】ピクトグラムって何?「視覚優位」は誰にでも有効!?
街中に溢れる記号や文字、看板など人それぞれ目に留まる、好きだな~と思うものがあるかと思います。
ここでは、自閉症児のピクトグラム(ことばを絵で表現した絵文字)について、絵本紹介と共に書きました。
ピクトグラムってなに?
ピクトグラム(英語: pictogram)あるいはピクトグラフ(英語: pictograph)とは、一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の1つである。地と図に明度差のある2色を用いて、表したい概念を単純な図として表現する技法が用いられる。様々なマークが数多く存在する。
例えば下記のリンク画像のマークをよくみかけると思いますが、非常出口、車いす、一方通行のマークなど、日常で目にするものがありますね。
双子次男まめは、このマークが非常に好きで、この本をじっと見たり、散歩に行くと、お気に入りの看板の前や標識の前で立ち止まり、よく見ています
記憶力と折り合い
どこにどの看板、マークがあるのか覚えているため、〇〇公園に行くときには、大好きなあのマークが見られるとわかっており、違う道を通ると大混乱をします。
道順にはいつも気を使っていますが、どうしても工事などで通れないときは、携帯で画像を見たり、私が絵に描いたりして対応ができるようになってきました。
「視覚優位」
自閉症の特性を持つ子は、目からの情報が入りやすいと言われています。
しかし、特性をもっているもっていないに関係なく、私は全員に共通することだと思っています。
私は、外食時のメニューを見て、写真がのっている方が、文字だけよりわかりやすいですし、お知らせのプリントに挿絵がのっているだけで、読む気になれます。
あなたはいかがですか?
絵カードを使った伝え方
双子長男ひかは、出先でテンションが上がり楽しくなったときに、どうしても笑いながら大きな声が出てしまいます。
そんなときは、いつも私のカバンに入れている「声の大きさカード」を見せています。
「静かにして」という言葉で声が小さくなるお子さんは、声かけで対応し、カードを見た方がわかりやすい子には、見せる方法もありますね。
今は良い状態、そうでない状態も、カードで提示をするときがあります。
こちらの〇✕カードは誰にでもわかりやすいかなと思います。
ピクトグラムの絵本紹介
新聞の絵本紹介コーナーで、「いっぽんのせんとマヌエル」を知りました。
著書のマリアさんが自閉症の男の子マヌエル君に出会ったことでこの本が生まれました。
文字やお話の内容の手助けとなるピクトグラム(ことばを絵で表現した絵文字)が使われています。
「せん」が大好きなお子さんにぴったりの1冊です!
まとめ
「百聞は一見に如かず」のように、目で見た方がわかりやすいことってたくさんあると思います。
自分の好きな「せん」や「看板」「マーク」「絵カード」を通して、わかることが増えていったらいいなと思いますし、何より「好きなもの」があることは、その子の人生が豊かになりますね!
わかりやすい生活ができることを目指して、その子その子にその都度合った手助けをしていきたいと思います。